samedi 27 février 2010

銀行口座開設なる! compte bancaire ouvert!

銀行口座が開設されました!
voici le compte bancaire de notre Association !

銀行名:BIAC (Banque Internationale pour l’Afrique au Congo)
支店名:Lubumbashi
住所:532, chaussée Laurent Désiré Kabila, Lubumbashi, Katanga, RDC
口座番号:330 432 600 01 (修正3月2日、modifié le 2 mars)
口座名義:Association Katanga-Japon
口座名義人住所:547, Avenue Mpolo, Lubumbashi, Katanga, RDC
SWIFT:BIACCDKI
送金に際してはBiacのコルレス銀行を入れると間違いなく送金されるそうです。
コルレス銀行名:ING
コルレス銀行のSWIFT:BBRUBEBB
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これで東京の僕の口座からも必要資金を送金できる。また寄付、会費等も正式に受付可能となった。従って会計報告を順次していかなければならない。
会費・寄付金があつまるかどうか全く未知数である。
皆々様、よろしくお願いいたします。

jeudi 25 février 2010

「MAG」ルブンバシ事務所 bureau de MAG a Lubum

2月23日16時、豪雨の中、地雷除去を実施しているNPO法人MAG(Patrice Ngoy氏)を訪ねた。MAGルブンバシが3月で閉鎖するのは地雷除去が終わったからではないことが判明した。UKおよびベルギー政府がお金の出し手だったが、コンゴに対する援助項目の内で地雷除去の優先度が下げられたために資金不足となりルブンバシ事務所を閉鎖することになった。地雷除去はカタンガ州の東北、モエロ湖近くのPoeto地方で継続する。地雷はRCDがばら撒いた。MAGはアンゴラにも事務所があり活動している。アンゴラとコンゴの国境にも地雷が埋まっている。とくにKapanga。こちらは先ず被害状況の調査からしないといけない。全く手がつけられていない。MAGアンゴラはコンゴまで入ってこない。MAG以外ではDCA(Dan Church Aid)がカタンガの北部KalemiやKabalo、Nyunzuで地雷除去をしている。雪が降るほど高地で寒い地方だそうだ。ここもRCDの進入で被害を受けた地方である。
http://www.danchurchaid.org/

RCDとはRassemblement Congolais pour la Democrazie(民主主義コンゴ連合)。多くの政治・軍事団体、連合がそうであるように名前と行動が一致しない。テロ集団といっても過言ではない。隣国ルワンダ及びウガンダの支援を得た反政府軍。2003年以来政府軍の指揮下に入り、RCDのリーダーであるルベルワAzarias Reberwaは4人の副大統領の一人となった。
事務所をでるとさっきの激しい雨はもうあがっていた

カタンガ州の地雷 les mines posése au Katanga

カタンガ州にも地雷が埋まっている。カタンガ州だけで日本よりも面積があることは「日本カタンガ協会」のホームページに既に書いた。地雷がこの州のいたるところにあるわけではない。東端のモエロ湖やタンガニーカ湖の地方と西端のアンゴラとの国境地方に埋まっている。このため危なくて農業が出来ない地方がある。そこで「MAG」というNPOが地雷除去作業をしている。「MAG」は1997年ノーベル平和賞を受賞した団体である。ルブンバシに彼らの事務所があるが。3月で閉鎖して地雷のある地方の事務所だけを残すことにした。ルブンバシに事務所があるうちに訪問する予定である。
http://www.maginternational.org/

カタンガの鉱脈(南部) gisement du Katanga Sud


Le 21 février 2010, dimanche
元Gecamines(コンゴ最大の国営鉱山会社)のエンジニア2人に会った。一人は今KipushiのForrest社精錬所の技師Robertさん、もう一人は独立して鉱山事業のコンサルタントをしているAugustinさん。主に後者がはなしをした。カタンガ州の鉱脈地図は70年代から更新されていない。調査があっても私企業はその結果を発表しない。唯一2008年にベルギーの博物館が新しい地図を作って公表している。銅・コバルト鉱脈はカタンガの南、マンガンは西、錫は北に集中している。ウラニウム鉱山は国の直接の管理下に置かれていて通常訪問できない。鉄道は古く、機関車は70年代初頭に納入された日立製(電気)とGE製(ディーゼル)が一番新しい。レール、枕木など設備も老朽化しており時速5km/Hがいいところ。運搬手段は従って道路以外考えられない。しかしMukoshi/Kinsengaからルブンバシ、ルカシを経由してKolwesiまでの道路はなんとか走れるが、それから西、また北は乾季はいいが雨季はトラックでは走行不可能。Augustinさんが先月北のKaminaまでカナダの会社と調査に行ったときは560kmに5日間を要した。乾季なら2日でいけるところである。道路整備計画(これは「日本カタンガ協会」のホームページに表紙を載せたカタンガ3ヵ年計画の一環)は10~15%しか完成しなかった。中国は中小企業が進出している。これまでいわば山師aventurierの投資だった。しかし、鉱業生産物とバーターでインフラを整備する巨大投資を中国政府がコンゴにofferしてIMFや世銀お批判を浴びた。昨年のことだ。たしかにバーターの予定だったが、中国に割り当てられた鉱山の質が悪く、中国側もインフラ整備のスピードを大幅に減らしている状態。
直ぐになんとか開発できるのはMukoshiからKolwesiまでのアーチ地帯(arc)の銅・コバルトだ。その他金属の開発にはインフラと一体になる必要があるようだ。先ず道路を作り、資材機材を運び基地を作る。それから鉱山開発という段取りか。

住民の伝統的リーダー chef coutumier

ルブンバシから僕の住むキプシまでは南西に30Kmだが、途中にミンブルMimbulu村がある。この村にカタンガ州南部及び隣国ザンビア北部にまたがる地域の酋長chef coutumierがいる。西欧風にいえば貴族であり、「酋長」というのは語弊があろうが「住民の伝統的リーダー」である。いつか彼に会いたい。勿論政治的行政的実権はない。けれども隠然とした影響力が地域の人々にあるという。鉱山開発でも彼の同意がいるときいたことがある。初代大統領のカサヴブもキンシャサの西にあたるバ・コンゴ地方の「伝統的リーダー」でもあった。同様、カタンガ分離独立問題で悪者にされたチョンベもカタンガ州の地方の名門の出だった。現在これら「伝統的リーダー」から代議士や知事もいるし、大学教授も輩出している。だから酋長というイメージではない。

ルブンバシ大学学長 recteur de l'UniLu

Le 18 février 2010, jeudi
ルブンバシ大学の学長シャブ・ムンバ教授Prof Chabu Mumbaに面会。11時半のアポイントに約40分遅れて学長到着。日本の大学との共同研究、学生交換等に強い関心を示した。「学生留学についてはマスターやドクタの手前でこれから大学の助手になろうとするようなレベルの人間を出したい。環境・公害問題についてカニキ副学部長(ポリテク学部、既面談)等専門家会議を実現させたい。正式申し込みを待って東京理科大学加納教授に招待状を出す用意がある。大使館、外務省を通じてよりも、直接日本の大学とコンタクトしたい。外交ルートでは時間がかかりすぎる」とのことであった。
2006年に会った学長はKabila大統領の顧問に就任。ムンバ学長は新任。専門は地質学だそうである。学長室は2006年と同じ。秘書官は僕のことを覚えていてくれた。

mardi 16 février 2010

カタンガ州広報誌 《Aujourd'hui le Katanga》


カタンガ州政府に『カタンガは今 Aujourd'hui le Katanga』という広報誌がある。2008年から不定期ではあるが発行されている。知事モイーズMoise Katumbi Chapweの宣伝といえないこともないけれども、安物ではない相当金をかけた広報誌である。ここに次回「日本カタンガ協会」の紹介記事が載る予定である。写真は2009年7月号。

Sodimiza/Sodimico


日本鉱業がカタンガで鉱山開発をしていたが、1983年に契約解除、1 000人以上いた日本人は全て帰国してしまった。日本鉱業が業務を開始したころ合弁会社Sodimizaに入社したSongasongaさんにお会いした(2月15日)。ルブンバシのSodimicoの責任者である。SodimizaのzaはZaïresのza。国名が元のCongoにもどったので会社名もSodimicoになっている。彼は青春時代を日本人上司と過ごしたことになる。かれにとって栄光の時代だったようだ。日本の手をはなれてからオーナーはカナダ、ポーランド、南アと移っているようだ。
MusoshiにあるSodimicoの鉱山見学を申し込んだ。日本人との間に生まれた子供たちが相当数いると聞いた。既に三十路を過ぎた子どもたちである。僕はここでモラルを語ろうとは思わない。コンゴの女性との間に子どもができていても不思議ではない。父親探しに協力するつもりはない。しかし、identityを求める子らの気持ちは分からる。どうしたらいいのであろう。答えはそう簡単には見つからない。
ネットで日本語サイトを調べてみると、Sodimiza/Sodimicoに関する記事は日本政府の資料の中と僕の「ルブンバシ・リサーチ2006」しかなかった。

samedi 13 février 2010

ルブンバシ市副市長 Maire adjoint de la ville de Lubumbashi

2月12日10時半、キュング会長とともにルブンバシ市助役(副市長)カプト氏(Kaputo Cando Benjamin)と面談。市長病気入院中で市長代理を務める。助役といっても官吏上がりではないから副市長というのが妥当。女性市長は南アで入院。カプト氏は現役の弁護士でもある。不幸なことに同氏の弟の葬儀があり、時間が殆どとれなかった。執務室は絨毯が敷き詰められており、事務机もそれなりのステータス。TVがつけっぱなし。僕らが部屋に入ってからも、ソファーも置いてあった。緊急の用事か、ひっきりなしに事務官が署名や意見を求めに入ってきた。手短に「日本カタンガ協会」の紹介をし、姉妹都市案件の推進を依頼。市長顧問が担当することとなった。彼は大いに乗り気。

mercredi 10 février 2010

環境研究者(ルブンバシ大学) specialiste de l'environnement (UNILU)

2月9日(火)10時にルブンバシ大学ポリテク学部副学部長カニキArthur Kaniki Tshamala氏と面談した。大学間交流に関しては担当教授が別にいるそうで、別途アポイントを取ることにした。
しかし、Kaniki教授はカタンガ州の鉱山関連環境・公害の研究者である。
「環境問題の研究についてもフランスおよびベルギーの大学との協力関係が深い。言語の問題と歴史上の背景がある。その他言語の国の大学とかねてから交流したいと考えていた。カタンガでは鉱山開発を始めて100年がたつ。やっと環境について認識し始めたところである」。カニキ教授は、博士、修士ともにベルギーのリエージュ大学(Universite de Liege)で取得している。しかも論文はカタンガの公害問題で、博士論文タイトルは「Caractérisation environnementale des rejets minéro-métallurgiques du Copperbelt congolais(コンゴ・ コッパーベルトに於ける鉱物・金属廃棄物の環境的特色)」。ここでCopperbeltというのはカタンガ州のことである。 通常コッパーベルトというとZambia国コッパーベルト州を指すが、カタンガとザンビアの銅鉱床はつながっている。
ベルギーのリエージュはルブンバシ市と姉妹都市関係を結んでいる。僕たちはルブンバシと日本の都市との姉妹関係を実現したいと考えている。
「2002年7月11日法第007/2002号(鉱山法)及び2003年3月26日勅令第038/2003号(鉱業規則)に則って鉱山開発会社は政府に公害対策レポートを提出しなければならないが、正しいレポートがでているとは思えない。形式的であるし、賄賂をつかった虚偽報告が多いと推定される。そこにNGOがメスをいれ監視して欲しいが、専門的NGOはない。ごく局部的にはNGO活動がみられるだけである」
カタンガ州には銅、コバルト、ウラン等々の鉱山があり、カナダ、米国、中国等世界中から鉱山会社が集まっている。中にはローカルの小規模な手工業的開発もある。環境・公害問題にカタンガはもっとsensitiveになる必要があると思われる。
次は更に他の教授や大学当局にあたろう。

ルブンバシの環境、公害 l'environnement de la ville de Lubumbashi

『日本カタンガ協会』では環境問題も取り扱う。

友人に東京理科大学の加納誠教授がいる。環境科学の専門家である。
http://www.ed.yama.tus.ac.jp/mkano/html/english.html
コンゴからの留学生、ルブンバシ大学との共同研究など前向きに検討していただいている。

2月8日(月)15時、ルブンバシ市環境部長イルンガJean-Pierre Ilunga と面談した。公害問題。同氏の曰く、
「市の公害問題は3つある。
1.下水
下水処理場はルブンバシに数ヶ所あったが、いずれも古く現在機能していない。雨水、家庭排水、工場排水が一緒にして川に流している。川の水は従って極めて汚い。
2.空気
排気ガス規制がない。乗用車、トラックともに古い車が多く排ガスは深刻だ。
3.騒音
騒音規制もない。夜間のクラクションは禁止いているが、その他祖運は市民の常識に任せている。
なんといっても、河川の汚染問題が一番大きな問題である。しかし、市当局は上記の公害を測定する機器も持っていない。買えない。何とかしたいが予算がない」
下水は確かに問題だ。下水道はベルギー時代のものだろう。その後はメンテがある程度までしか出来ていない。機能していない下水処理場にも下水管を通して汚水が一旦は集まる。下水処理場の周りは耐えられない悪臭が漂う。激しい雨が降ると道路が水浸しになるし、その水がなかなかはけない。郊外では垂れ流しの汚水の臭いもするようになる。
空気は緑が多い所為か(ルブンバシが杜の都だとは前に書いた)、街中の一角を除いては、排ガスで息苦しいというほどではない。ただ、走っている車(トラック、乗用車、小型バス)の90%以上が日本製の中古車である。それもかなり古いものが輸入されている。90年代いやそれ以前の車が走っている。日本からドバイなどに輸出、それが回りまわってここまで入ってきた。日本で公害規制がクリアされないような車ばかりである。日本車がこれだけ走っているというのに日本は、買うほうが悪いと腕組みをしていていいのだろうか。
騒音については、測定器があっても法整備ができていなければ宝の持ち腐れ。もっとも測ってみなければ、規制の基準も決められないかもしれない。
部長から、公害の専門家、大学教授、関連NPOを紹介してもらったので、さらに調査を続ける。

NPO登録番号013/1021/2010

非営利法人『日本カタンガ協会』(Association Katanga Japon、略称AKJ)が法務省カタンガ州支局から正式に活動を認められました。
これは、コンゴ民主共和国2001年7月20日法第004/2001号に基づく登録の結果です。番号は掲題のように013/1021/2010です。