mercredi 10 février 2010

環境研究者(ルブンバシ大学) specialiste de l'environnement (UNILU)

2月9日(火)10時にルブンバシ大学ポリテク学部副学部長カニキArthur Kaniki Tshamala氏と面談した。大学間交流に関しては担当教授が別にいるそうで、別途アポイントを取ることにした。
しかし、Kaniki教授はカタンガ州の鉱山関連環境・公害の研究者である。
「環境問題の研究についてもフランスおよびベルギーの大学との協力関係が深い。言語の問題と歴史上の背景がある。その他言語の国の大学とかねてから交流したいと考えていた。カタンガでは鉱山開発を始めて100年がたつ。やっと環境について認識し始めたところである」。カニキ教授は、博士、修士ともにベルギーのリエージュ大学(Universite de Liege)で取得している。しかも論文はカタンガの公害問題で、博士論文タイトルは「Caractérisation environnementale des rejets minéro-métallurgiques du Copperbelt congolais(コンゴ・ コッパーベルトに於ける鉱物・金属廃棄物の環境的特色)」。ここでCopperbeltというのはカタンガ州のことである。 通常コッパーベルトというとZambia国コッパーベルト州を指すが、カタンガとザンビアの銅鉱床はつながっている。
ベルギーのリエージュはルブンバシ市と姉妹都市関係を結んでいる。僕たちはルブンバシと日本の都市との姉妹関係を実現したいと考えている。
「2002年7月11日法第007/2002号(鉱山法)及び2003年3月26日勅令第038/2003号(鉱業規則)に則って鉱山開発会社は政府に公害対策レポートを提出しなければならないが、正しいレポートがでているとは思えない。形式的であるし、賄賂をつかった虚偽報告が多いと推定される。そこにNGOがメスをいれ監視して欲しいが、専門的NGOはない。ごく局部的にはNGO活動がみられるだけである」
カタンガ州には銅、コバルト、ウラン等々の鉱山があり、カナダ、米国、中国等世界中から鉱山会社が集まっている。中にはローカルの小規模な手工業的開発もある。環境・公害問題にカタンガはもっとsensitiveになる必要があると思われる。
次は更に他の教授や大学当局にあたろう。

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