我が大使は極めて積極的です。頼もしく感じています。
コンゴ大使・北澤寛治氏に聞く 「日本との関係増進」
2009/12/27(日) 本紙朝刊 県内総合 A版 16頁
ODAが存在感上げる アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)大使を務める北澤寛治氏(62)=龍ケ崎市出身=が一時帰国した。当地に赴任して間もなく2年。北澤氏は「さらなる日本との関係増進と日本のプレゼンス(存在感)の拡大に努めたい」と語った。 コンゴは約15年にわたる内乱を経て2007年、選挙による民主的政権が誕生。それとともに政府開発援助(ODA)が再開、国際協力機構(JICA)事務所も開設された。 北澤氏が赴任したのは08年。赴任当時、同国における日本の相対的な地位は低下しており「少しでも日本をPRしたい」と決意。赴任から2年たち、道路整備や浄水場拡張などの援助も活発化し「ODAというPR材料ができ、日本のプレゼンスが上がってきた」と語る。 経済援助にとどまらず、「日本料理の宣伝が外交の一要素になっている」と北澤氏。意外に思えるが、アフリカでもすし、てんぷらは人気。大使公邸でのレセプションも中心は日本料理で「アフリカでも日本料理の存在感は高い。文化紹介の点から重要視している」という。 また、スポーツでは柔道人気が高まり、国内大会の実況中継が行われるほど。9月には日本人講師3人を招き柔道教室を開催し、日本国大使杯も創設して今月第1回大会が開かれた。北澤氏は「現地テレビのインタビューも受け、広報の面でも良かった」と、効果に手応えを感じている様子だ。 来年はコンゴの独立50周年と、日本とコンゴの外交樹立50周年が重なる。「記念の年であることを踏まえ、大使館でも企画を考えている」と北澤氏。独立記念日の6月30日にカビラ大統領が出席して開かれる道路整備のテープカットに、日本の要人を招く計画を立てている。 このほか、三味線や太鼓など伝統芸能の巡回公演団によるイベント、柔道のデモンストレーションなどを企画。北澤氏は「さらなる日本との関係増進とプレゼンスの拡大に努めたい」と語った。【写真説明】北澤寛治氏
2009/12/27(日) 本紙朝刊 県内総合 A版 16頁
ODAが存在感上げる アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)大使を務める北澤寛治氏(62)=龍ケ崎市出身=が一時帰国した。当地に赴任して間もなく2年。北澤氏は「さらなる日本との関係増進と日本のプレゼンス(存在感)の拡大に努めたい」と語った。 コンゴは約15年にわたる内乱を経て2007年、選挙による民主的政権が誕生。それとともに政府開発援助(ODA)が再開、国際協力機構(JICA)事務所も開設された。 北澤氏が赴任したのは08年。赴任当時、同国における日本の相対的な地位は低下しており「少しでも日本をPRしたい」と決意。赴任から2年たち、道路整備や浄水場拡張などの援助も活発化し「ODAというPR材料ができ、日本のプレゼンスが上がってきた」と語る。 経済援助にとどまらず、「日本料理の宣伝が外交の一要素になっている」と北澤氏。意外に思えるが、アフリカでもすし、てんぷらは人気。大使公邸でのレセプションも中心は日本料理で「アフリカでも日本料理の存在感は高い。文化紹介の点から重要視している」という。 また、スポーツでは柔道人気が高まり、国内大会の実況中継が行われるほど。9月には日本人講師3人を招き柔道教室を開催し、日本国大使杯も創設して今月第1回大会が開かれた。北澤氏は「現地テレビのインタビューも受け、広報の面でも良かった」と、効果に手応えを感じている様子だ。 来年はコンゴの独立50周年と、日本とコンゴの外交樹立50周年が重なる。「記念の年であることを踏まえ、大使館でも企画を考えている」と北澤氏。独立記念日の6月30日にカビラ大統領が出席して開かれる道路整備のテープカットに、日本の要人を招く計画を立てている。 このほか、三味線や太鼓など伝統芸能の巡回公演団によるイベント、柔道のデモンストレーションなどを企画。北澤氏は「さらなる日本との関係増進とプレゼンスの拡大に努めたい」と語った。【写真説明】北澤寛治氏
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