mercredi 21 avril 2010

キプシ市フォステム小学校 École primaire Fostem à Kipushi (Katanga, RDC)



4月13日11時半、Tさん一行にキプシのフォステムFostem小学校で合流。Marie-Jean(「日本カタンが協会」副会長兼事務長)の長兄でイタリアに移民しているStéphane Musengeさんが援助して6年前に設立した小学校。FostemとはFondation Stéphane Musengeの略称。運営は地元にいる次兄のNorbertさん(「協会」の参事でもる)。キプシ市の中でも最も貧しい地区の外れに学校がある。
Tさん一行とは、前日ルブンバシに着かれた世田谷のママさんバレーチームのTさん、Iさん、Kさん、Yさんたちのことである。バレーチームだけでなくNPO「国境なき子どもたち」のメンバーでもある。既にMarie-Jeanを通してこの小学校を支援していらっしゃる。
子供たちが校庭にあつまり合唱で歓迎。可愛い寸劇などもあった。
Fostem小学校の月謝は3500FC(350円)。この授業料は公立(4500FC)やカトリックの学校(30ドル、2900円以上)に比べても安い。しかし、その3500FCすらも子沢山の家庭にとってはかなりの負担になり、支払えない家庭がでてきているという。生徒80余名のうち、十数名は両親がいない環境。祖父母の家から通っている。先生は6人。音楽とか算数とか教科ごとに分かれているのではなく、それぞれの先生がすべての教科を教える。この先生たちの給与も滞りがちときいた。
鋼鉄製の椅子、机は州政府からの寄付。黒板は壁をペンキで黒く塗っただけか、板切れ。トイレがまだない。
それでも全生徒が制服を着ていた。しかし、東京の私立の生徒のような立派な制服ではない。中には半ズボンの裾が縫われていない子もいた。一張羅にちがいない。リュックも鞄も持てず、ビニール・サックにノートをいれている子が多かった。
近所からこの学校の生徒ではない子供たちが、何が起こったのだろうと見物にたくさん現れた。裸足の子が多い。この小さな学校Fostemにすら通えない子供たちがいっぱいいるのだ。
小学校というけれど幼稚園もある。小学校は今のところ5年まで。来年6年生ができる。そこで教室を増設しなければいけない。
写真でみると立派な建物のようだが、6年生の教室はまだない。これからの建設である。壁のレンガが運送費、建設費を除いて1個150FC(15円)。ポートランドセメント一袋(50kg)で22ドル(2000円)、砂が1M3、11250FC(1125円)。皆様の暖かいご支援を期待する。「日本カタンガ協会」としても「国境なき子どもたち」に協力したい。読者の皆様、よろしくお願いいたします。

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