5月11日(金)、ヤマハ発動機本社からみえた青年Kさん。ご苦労さまです。もっと長くいろいろと話したかったけれど、代理店の方もいたので、連慮しました。ガボン、コンゴ(ブラザヴィル)、キンシャサにも行かれたとか。ルブンバシを、カタンガをたくさん見ていただきたいけれと駆け足出張ですね。
小型発電機は需要としては、現在の電力事情を考えると、ルブンバシ市はよく停電するから、高いといえるかもしれない。しかし、停電問題は時間とともに解決する。解決の速度が遅いには違いないけれども。従ってセールス・ポイントは小規模鉱山また建設現場などになろう。
オートバイは農村地帯、都市から離れたところだ。人力と自転車で輸送を行っているのが現実、自転車を持っていることが一家の収入の支えになっている。150km、200kmを数日かけて貨物(木材、炭、食料品、セメント等々)を自転車に山と積んで運んでいる。これがトラックの前にオートバイになれば労力も時間も節約できる。しかし、自転車で運んでいる人たちの購買力が問題。ローンを組むかなにか購買手段を講じなければオートバイを買うことができないだろう。
船外機は漁業。モエロ湖(キセンガ)、タンガニーカ湖(カレミ)、大河コンゴの支流でも大型船の航行が可能なブカマ(カタンガ中央)等々で漁業が行われている。貧しい漁民が簡単に船外機を買えるとも思えない。しかし、漁業組合がある。州政府も漁業振興をしている。
カタンガ州だけではないだろうが、とくにここでセールスをするには、地道に拠点拠点を選んで飛び回らなければならないだろう。ショールームでじっとしていても商売にならない。大企業(欧米系)や国連関連機関は、確かに重要な(潜在かつ現実の)顧客だろうが、当座の需要を満たせば次は次年度の予算まで買ってくれない。今の代理店の人が徹底的に需要喚起のために全国を回ってくれるかどうか。カタンガ州は日本よりも広いのだ。先入観で営業していたら先はない。
いずれにせよ、Kさんはアフリカが好きだといってくれた。きっとがんばってくれるとおもう。いい青年に会えた。
「日本カタンが協会」は今のところ寄付も寄贈もない。会費を払ってくれる会員もいない。いや、一人だけ我々を助けてくれた。でも、なにか収入をと、ミニ・バス運送会社を考えたが、リスクが大きい。そこで、コピー・センターに方向転換する。これなら、Alain君が10年以上文具の顧客をもっている。キャノンのコピー機の並行輸入を企図した。アマゾン・フランスで買い、ベルギーに送る。ベルギーまではアマゾンが輸送費を負担してくれる。それから空輸。ここのベルギー系通関業者で見積もりをとった。空輸費用が、去年の倍になっていた。最近の原油値上がりの影響だろう。通関費用も関税10%は致し方ないとして、諸経費を合計すると、1442ドルの仕入れに対して、1450ドルかかることが判明した。CIF300ドルになってしまう。これでは、町の業者で買ってもとんとん。むしろ業者の方が仕入れ価格(FOB)が安いのだろう、多少店頭販売価格の方が有利である。並行輸入は断念しなければならない。
フィージビリティー・スタディーをAlain君に依頼した。大学の複数の学部で資格をとっても、実務でこれぐらいできないと話しにならない。どうせフィージビリティー・スタディーなんか絵に描いた餅だ。あとは実マネージメントの手腕をみるだけである。
dimanche 13 juin 2010
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